〈独白する三兄弟が超怖い〉
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怪談ビルドゥングスロマン『セメント怪談稼業』上梓!




刊行から数十日が過ぎ、遅きに失しましたが、新刊の宣伝をさせてください!

当ブログの番頭、松村進吉の『セメント怪談稼業』が絶賛好評を博している模様です。

怪談文芸誌『幽』連載時から「え、私小説?」との風聞が飛びかっていた本作は、
松村進吉がバリバリの本業とするところの「実話怪談」の集成でありながら、
ある物書きの現実と過去がシームレスに語られる「小説家小説」であり、
ユンボや油圧ショベルの音が聞こえてくる土臭い「プロレタリア物語」であり、
家族との明け暮れを描いた「日常系エッセイ」であり、
巨大山脈からの吹き下ろしのごとき師匠の試練(無茶ぶり)などを乗り越えて、ヘタレ怪談作家が
たくましくなる「ビルドゥングスロマン」でもあるという、
ちょっと他にはない読み心地の、実話怪談の新境地を切り拓く意欲作となっております。

……私も読ませてもらって、工事現場にたまたま落ちていた木の棒でバッキバキに
後頭部をどつかれたようなショックを受けました。
怪談ファンはもちろん上記のジャンルをどれかひとつでも
好物とする本読みの皆々様におかれましては、
なにはともあれ一読をオススメします。

「眠たいこと吐かしてやがる、どうせ同じブログやってる人間の身内褒めだろーが、ペッペッ」
と、悪態を吐かれる向きもあるかと思いますが、それだけじゃ
済まない充実が本作にはあるんですよマジで。
いやほんとに、ちょっと読んでみた方がいいすよ騙されたと思って。
平山夢明×京極夏彦×東雅夫は、伊達やしがらみや温情で手厚い推薦文を寄せるような人たちじゃないんだから!
他じゃ読めません。一家に一冊、必読です!

>>続きを読む
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ウィークエンドの叫び
先週末の平山組は『ダイナー』会心の大藪賞受賞に湧きました。
獲った!獲った!ひさしぶりに胸のすくような格別な吉報でありました。

DINER_COV_110201.jpg


その他にも続々と、我われの著作がリリースされております。

ますますいきおいづくFKB!

黒丸ゴシック2 人間溶解 (竹書房文庫)黒丸ゴシック2 人間溶解 (竹書房文庫)
(2011/01/31)
黒史郎

商品詳細を見る


異聞フラグメント 切断 (仮) (恐怖文庫)異聞フラグメント 切断 (仮) (恐怖文庫)
(2010/12/25)
松村 進吉

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圧巻のペースで著作を上梓されるFTZのオジき!

怪談熱 (角川ホラー文庫)怪談熱 (角川ホラー文庫)
(2010/12/25)
福澤 徹三

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児島都さんとの対談も楽しい、非道徳教育講座!

非道徳教養講座非道徳教養講座
(2011/01/20)
平山夢明

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わたくし真藤の関わらせていただいたEXA!

GANTZ/EXA (JUMP j BOOKS)GANTZ/EXA (JUMP j BOOKS)
(2011/01/19)
奥 浩哉、平山 夢明 他

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いやー並べてみるとなんだかすごいですね。
EXAはありがたきことに増刷が決まりました!(T_T)ありがとうございます!!!
FKBでは切断や溶解といったのっぴきならない単語が表紙を飛び交っておりますが、
俺のほうは、岸本恵嬢のパンツです。オパイです。平和です。

で、大藪賞受賞の吉報が飛びこむ前日、集英社の謝恩パーティーがありまして、
ガンツおつかれってことで、俺もお呼ばれしてきました。
ちょうど上京していた松村兄をダマテンで連れていくという小ドッキリを敢行。
松ちゃんの血圧が平常値に戻るのを待ってから、藤子A先生や荒木飛呂彦先生や永井豪先生と
いった綺羅星の作家陣を、二人して遠巻きから胡乱なまなざしで眺めてまいりました。

平山さんは松ちゃんに「あのもみあげを毟ってこい!」と謎のハッパをかけてましたよ~。

いやしかし漫画界ってのは潤っているんだなと思わざるをえない豪華賞品の並んだ
すごビンゴには、かぶりつきの前列で参加してきましたが、俺たちみんなしてボウズだった…
以前に福満しげゆきの漫画で、パーティー行ったら列席者全員のオミヤでiPodが配られた
とあったので、期待して行ったけどさすがにそこまでのサービスはなかったな。

つづいて翌々日は、大藪賞の御祝いでザギン。ここもめったに来ねえ。
あのボンベロさんご本人もやって来た!とてつもなく気さくな人で、俺は一気になついてしまいました。
そして黒さん、竹書房Mさん、N姐とともにしこたまジンギスカンを食いました。
二次会ではカラオケに流れ、うおーカラオケなんて何年ぶりだよ緊張するなーとはじめは思っていたけど、
のろしがあがってみれば、エンターテイナーな皆さんのおかげでこれがめちゃくちゃ楽しかった。
久しぶりに仕事の憂さや悩みを忘れて遊べた気がします。
平山さんの鑿岩機のような喉で歌いあげる「およげ!たいやきくん」になぜか脳天から感動し、
女の唄しばりで松村兄が歌った「FIRST LOVE」には腹がよじれた。いまだかつて宇多田ヒカルの歌が
あっこまでヨイトマケ風味に聴こえたことはなかったですよ。

松村君は日曜日に帰られました。ガンツの打ち合わせももうないので、平山さんにお会いできるのも
とうぶん先。次にみんなで集まれるまで、俺はまだ作家でいられるように、
日々満足のいく仕事をしていこうと思った次第です。おわりです。

ps松ちゃんの短編小説「ブ○ク命令」をみなさま乞うご期待!!

まっちゃん!
ごんめなさい!

練馬や中野のほうも当たってみたんだけど、

やっぱり

バイアグラは本人でないと買えないそうです。
どうしましょうか?

四国ではかえませんか?

やっぱり日々、ネコの世話など忙しいですか?

って今はタチの問題だったね。

すみません!
ヨソジ?
黒さんだ!
黒さんが来た!

松ちゃん10コ上とは。
暑中お見舞いや年始のあいさつ、
しっかりなされるものなあ。
むむ、荒れている…
おっぱいを見ても感動できなくなりました。
シャボン玉で二時間も遊べません。
まっちゃん兄貴に教わりました現実逃避の方法は
ぜんぶ試しましたが、なにか他の教えていただけませんか。

先生からはね、ものすげえ重戦車みたいな原案を
突っ込まれてますよ!
松ちゃん超絶応援ありがとう(T_T)!!終わったら
平山組in慰安旅行、計画しましょうよ絶対。

とにかく本日発売号より始まりました。

『GANTZ/EXA』

ヤンジャン!ヤンジャン!万歳!
庵堂文庫&エクサ
こんにちわ真藤です。

八月もあと一週間…これは非常に剣呑な事態になりました。
惰眠をむさぼってるユウヨはないのに、暑いと眠くなります。
エマージェンシーな事態から逃避したがる脳ミソが、勝手にホグワーツ
に行きたがり、堕ちて眠りこけていると暑くて自分の汗で起こされます。


ええとですね。

俺ばかり、自分の告知ってのも恐縮なんスが、

拙作『庵堂三兄弟の聖職』が装いもあらたに文庫で出ております。


庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫 し 2-1)庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫 し 2-1)
(2010/08/25)
真藤 順丈

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細かいとこまで加筆修正させていただきました。さらに俺にとって感涙解脱モノの
解説・平山夢明先生でございます。
初文庫化にかこつけて、ちょっと大胆になっていた夏のよる、
舎弟がしゃしゃって先生に解説をお願いしたところ快諾いただき、
自分にはもったいない一読ものすげえのを頂戴いたしました。担当編集ともども歓喜に震えました。
ありがとうございますううおおお(T_T)

「極限小説(アウトレイジャス)」なるものとは、そしてホラーとは小説家とは。
至言が満載の平山さんの解説を読めるというだけでも、ご購入されて損はないです。
いやそんな…立ち読みなんてご無体なこといわず、ねね?
ぜひぜひお買い求めくださいませ。後生ですので。


あと尻馬に乗って告知続けますと、
「エソラ」(講談社)で、農林水産ノワールの牧畜編を載せていただきました。

エソラ vol.10エソラ vol.10
(2010/08/26)
小説現代編集部

商品詳細を見る



「朝日トリッパー」(朝日新聞社)に掲載になるアポカリプスとかセックスにまつわる
ヨモヤマ小説は、ふたを開けてびっくり連載になる模様です…

小説 TRIPPER (トリッパー) 2010年 6/30号 [雑誌]小説 TRIPPER (トリッパー) 2010年 6/30号 [雑誌]
(2010/06/16)
不明

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そしてこれを忘れちゃいけない、
ぼやぼやしてたらドトウのごとく始まる連載!

来春映画公開される奥浩哉先生『GANTZ』の小説版を
平山&真藤で連載することになりました。

ヤングジャンプで。

その名も『GANTZ/EXA』。

これは単なるノベライズではなく、
平山さんがたてた原案をもとに、真藤が起筆するという形式で、
連載中の原作はなんかえらいことになってますが、それとはまた別の
独立した物語を進めていくというものです。

奥先生と平山先生ですから、どんな世界になるのやら。異色&極限コラボの足を
俺が引っ張らないようにしないと殴殺されると思うのですが、
平山さんにも「ぶん回せ」と仰言っていただいてますんで、柄のでかいプロジェクト
にびびらずピヨらず、死力を尽くしてやっていきたいです。
テレビで「原爆は落としてよかったと思う」とのたまうアメちゃんへの憤激。
イオンというか異音を吐いて壊れたうちのエアコンへの哀惜。
アホほど税金をブンどる国への叛意。
映画化とかされる同業者へのねたみそねみ。
たまにメールをくれる松村兄へのほのかな思慕。

などを載るだけ筆に載せ、
余命ひと月の砲丸選手のようにぶん回していく所存であります。
『GANTZ/EXA』、ぜひよろしくお願いします。

書斎ジプシー
もう七月であります。また二ヶ月もブログご無沙汰してしまった。

垂れこめている、何がって暗雲が。土嚢でできた靴をはいてるみたいに
ヒイヒイゆって折り返し地点を回ったが、長編がなかなか進まず。

部屋の片隅でだんだん膨れあがる〈締切〉が忌々しい。「おい!○○」←出版社名が入る。
と呼んだら吸いこんじゃう瓢箪があればよい。それか机の上で細かく砕き、千円札のストロー
で鼻から吸引したい。

五・六月あたりはというと、円城さん×田辺さんの披露宴パーティーに行って、
石神井公園に出かけて、アウトレイジを観て、渋谷で編集者とご飯を食べて、
ガベージコレクション後のごはんにお邪魔して、池袋で編集者とご飯を食べて、
真っ暗闇のなかを情熱にまかせて駆けずりまわる会に参加した。
それくらいだ。まともなお出かけは。片手で数えきれる回数で悲しい。
そのほかの外出といえば、ちょこちょこコンビニくらいのものだ。
いや外出ではない。コンビニを外出といってはいけない。だいたいがキャンパス
の乱立するわが町は、夜は酔いどれた大学生たちの跳梁跋扈する無政府地帯となる
ので、やたらとムカつかされてグラビアや成人誌などの立ち見でちっちゃなエロのなかに
逃げこんで終わりだ。それも外出じゃないぞ。

最近はムシムシもするので「なにかと外に出て書いてみよう」と。ファミレス以外にも
車内やビルの屋上に机といすを持ちだして書いたりもしてみたが、どうもチマチマしてる
ので秩父のほうに旅をしてみた。文豪の湯治のように原稿を書いたらいいじゃない、そうそう、
この稼業はその気になれば、モルジブでだって仕事できるのだ。キャバレー裏の路地裏だって
書斎になるのだ。時間の束縛は受けても、空間からは解き放たれるべきなのだ。
フリーだ。スーパーフリーであれと思ったのだ。

まあちょこっと露天風呂とか入って、それから執筆に臨む。
晩ご飯が来たので一時中断。イワナの塩焼きとか食べる。
お布団敷きサービスは断って、執筆に戻るが、ダメだ。

この原稿量の時間対効果だと宿泊代がぜんぜん間尺があってないんじゃないか。
とドキドキしてきて、

お布団は断固断ったのに、お眠で――

ダメだああ!と外に出て、はたせるかな、
原稿を書けたのはファミレスの〈夢庵〉だった。

いつもと同じだった。どこがダメだったんだ。
おれが文豪じゃないからなのか。そうなのか。


長編脱稿リミット迫る。
がんばります!
糞蠅
渋谷シネマライズで『息もできない』という映画を観ました。
すこぶる評判のいい韓国映画で、映画関係者にススメられて。
期待にたがわぬ出来でした。

image[2]

原題は『糞蠅』。うんこばえ。
邦題も良いが…興行的にどうかとは思うものの、原題好き。

すげえな韓国。韓国映画はときに「これ…映画史に残るんじゃないスカ?」という
歴史の立会人な気分にさせてくれるどえらい傑作を輩出しますね。
僕にとってはポン・ジュノの『殺人の追憶』、パク・チャヌクの『オールドボーイ』
とかなんですけど、僕と同年代の新鋭ヤン・イクチュンが監督/脚本/編集/製作
/主演をつとめたこの『息もできない』は、鑑賞者によっては、つまりハマれば、
永く個人史に残る作品になるんじゃないか、と思うのです。
やんいくちゅんは自宅を抵当に入れるなりして、つまり持ち出しで予算をひねり出した
らしいんですけど、自主制作レベルでこの完成度かよと思うと、つくつぐ韓国映画の層の
厚さを思い知らされる。映画の良し悪しは金じゃないんですね。

ヤン演じる主人公は悪辣で、暴力的で、ときに繊細な瞳の色を浮かべ、欲望をぎらつかせ、
強がるが脆く真摯で美しい。なんというか、社会の底辺にあるすべての要素がリアルに溶
けあって、窯変してるような感があるんですね。
現実に生きる人間をずばっと射抜いた、このキャラクター造形にのっけから感情移入し
ちゃって、韓国版フォーレターワードを吐き連ねる「狂犬」の造形は、あっけなく類型に
おちいりがちなとこだと思うんだけど、このイクチュンの存在感は、最後まで生ナマしく
鮮度を失わなかった。
なんでなのか。よくわかりません。
ただ、この主人公があざやかに体現する、万国に通じそうな若者・馬鹿者たちの「半畜生」
感が、カメラワークやらストーリーテリングやらに横溢し、物語の膂力になって、ずばぬけ
た説得力で、こちらの心と目をぐわんぐわんに揺さぶりたおすのです。

物語は暴力のルーツをさかのぼり、強がりが崩れ去って止まらない涙を、ソウルの灯が滲む
漢江の水の情景が包みこみ、心地よいおセンチにこっちも包まれます。なんつうか、思うに
任せられない人びとの営為があって、人びとを見守る静謐な世界が語られて、エンドロール
が流れだす。なにか茫然自失とするしかない感触で。

作者の形をした作品だと思うのです。
語りたいことをもつ人間だけの、たくましい説得力がある。だから鑑賞後に茫然とする。
そういう作品に僕たちはときどき出くわしますね。こっちが参っちゃうようなやつ。
表現者が全身全霊、自分の魂の形を克明に刻みこんで、世間に剛速球で投げつけてきた
ような作品と。そういうものを作らなくちゃいけません。

暴力という汚物にたかる糞蠅の、奥深くに発光するきれいなもの。そんなもん、
そりゃ見てたいよな、と思いました。いまも思います。

上映館は少ないようですが、お近くの方はぜひどうぞ(^O^)
http://www.bitters.co.jp/ikimodekinai/index.html

うー、すげえ映画撮りたくなりました。



そりゃ寝込みます
昨日、松ちゃんに紹介してもらった拙作『バイブルDX』では
今月号の「ダ・ヴィンチ」の他にも、
最新号の「anan」や「PCfan」でインタビュー記事ご掲載いただきました。
よろしければ合わせて御覧ください。

先週の飲みでおもに思ったこと。

 ○平山さんが隣で連呼している「ゲ。ゲ。ゲ。水。水」ってどういう意味だろう?

 ○田辺青蛙はなんでこんなにデレデレした顔をしてるのだろう?

 ○『シャッターアイランド』がコケた今、映画は何を楽しみにしたらいいのだろう?

 ○師匠がおりおりに発する「か○○○○こ」などのフレーズは破壊力がありすぎる。

 ○松村進吉の超弩級の手先の器用さは、一体ぜんたいどうしちゃったのだろう?
  タウン誌の企画で、ユンボで習字をしたこともあるらしいし、
  アレをナニするためのすごいモノも手製しちゃうらしいっス。

 ○しかしなんといっても、近々当ブログにもアップされるのではないかと思いますが、
  松村進吉が受賞祝いに製作&贈呈した、世界でひとつのボンベロ&菊千代フィギュア
  海洋堂も吃驚の傑作だった! たまげた!
  お、俺もいつか作って!

 ○今年は先生と松村君と俺、三者三様で世間にがぶりと食らいつくような
  快作をしかけることができそうだ。武者震いします、ダイナーにつづけ!
 
あと下半期に、平山さんと俺とで変則的で面白いプロジェクトをたちあげることになりそうです。
乞うご期待!


最後になりましたが、こちらは福澤徹三オジキの新刊文庫。刊行のたびにご恵贈ありがとうございます!
『真夜中の金魚』こと通称マヨキン。

真夜中の金魚 (角川文庫)真夜中の金魚 (角川文庫)
(2010/03/25)
福澤 徹三

商品詳細を見る


大藪春彦賞受賞作品の『すじぼり』の系譜に属する青春アウトロー小説です。
わたしく事ですが、表紙が拙作「庵堂三兄弟~」の装幀イラストを書いていただいた
遠藤拓人さん、という符合も嬉しい。
福澤さんは言わずと知れた怪談界の雄ですが、肚のうちのやさぐれた反骨心を燃料に生きてきた
俺なぞは、こちらのアウトローラインにも異常にぐいぐいと惹きつけられるのです。
マヨキンはすじぼりよりもさらに福澤さんの原液が注入されているのではないか、と思えるような
傑作です。自分は前年の黒聖書「怖い話」にひきつづき、福澤イズムにノックアウトされました。
こちらも必読!
御礼デラックス
もう二月末になってしまいましたね…

年明けから僕はどこに行っていたんでしょうか。
記憶があいまいです。

わたくしごとで恐縮なんですが、
今年はなんといっても結婚披露の宴からはじまりまして、
四つの賞をいただいた各社の、ともに作品を世に送り出した戦友であらせまるする編集者のみなさん
にご来賓いただき、たんまり祝福をちょうだいしまして、
さらになんと、平山先生、京極夏彦先生、福澤徹三先生の三巨頭にご祝辞をちょうだい
するという僥倖にあずかりました。
これは圧巻で、たいへんにドキドキしましたが、
噛みしめるほどに、ああ生きていてよかったと思う次第です。

福澤さんは金バッジにチャカですし、京極さんは国内の怪異をすべて背負われておるような
異貌(次回のダ・ヴィンチは京極特集!すげええ…こっそり編集Rさんの打ち合わせを盗み見ました)
それに平山さんも、ロマンスグレーなのにふさふさな毛髪量がやたらノワールな気配をかもしていると思うのは
僕だけでしょうか。この御三方と接しておりますとどうしてもなにかの一味のように見えてきてしまうのは
僕だけでしょうか。そのうえ博覧強記、筆一本で世界を創造する人たちときたら、かっこよすぎます。
上司などの存在しない僕には、いつも雲の上に見仰いでいる先生方に御祝辞をいただけたのは、
身の震える光栄でありました。

兄者にあたる松村進吉氏にも、二次会の音頭をとっていただきまして、
どっちゃりと映画屋に地下芸人、中高からの盟友、ごろつき仲間も駆けつけて
腰の抜けるようなありがたき祝宴となりました。

ただならぬ威光を放つ三巨頭と、なぜかボウズ率の高い編集者、
怪談界の若き牡獅子・マッチャンの参列に、親戚一同は「…本当に小説界に入ったのか?」
と騒然としていたのですが、
もうカタギじゃないんだぞ、のっぴきならない非カタギな業界に踏みこんだのだ、
ということが如実に伝わったのではないかと思い、悦ばしいかぎりです。
「いったいどういう道を極めようとしているのか」
を理解をしてもらえたのではないかと思います。ありがとうございます!


で、翌日から仕事場に籠り、落武者のような風貌で肌とか羊皮紙みたいになりながら、
ティッシュ屑が貼りついてるみたいに唇カサカサにしながら、長編小説を書いておりましたが、
やっとこさ入稿し、来月末には書店にならぶ模様です。

『バイブルDX』(メディアファクトリー刊)です。
バイブル・デラックスと読みます!聖書を題材にとりました。

悪あがきのドミノ倒しで、担当編集H女史とスリリングなやりとりを交わしつつ、
人事を尽くせたんじゃなかろうかと思います。ごめんなさい、といくらいっても足りないくらいの
御迷惑をおかけしまして、Hさんごめんなさい。あのような狼藉ざんまいはもう二度としませんので、
まじでお赦しください。

『RANK』のときもそうでしたが、こうやって瀬戸際でデス努力でまくるような執筆体勢を、
いかにして脱け出すかが今後の命題ですほんとうに。

いまは脱稿後のホケッとしたエアポケットにいます。
きのう一日はボーッとしながら、ただ唇の甘皮だけを剥いてました。

数日は映画観たり、本を読んだりしてインプットにあてようと思います。
次の仕事が決まっているのは、ほんとうにありがたいことです(ToT)/~~~
がんばります!!!




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