〈独白する三兄弟が超怖い〉
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FKB情報とか
松です。
ちょっこしお知らせ的なものをやらさして頂きます。


まずは黒木あるじの新刊が、予約開始しております。

怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)
(2011/03/29)
黒木 あるじ

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強力極まりない前作『震』でカチコミをかけ、怪談実話界をギクッとさせたあの黒木あるじ、
待望の第2巻が発売になります!

FKB第5弾!!
正統派にして新しい、実話界最注目株!!

第4弾の黒史郎2冊目、

黒丸ゴシック2 人間溶解 (竹書房文庫)黒丸ゴシック2 人間溶解 (竹書房文庫)
(2011/01/31)
黒史郎

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とあわせまして、ここは何卒、一丁よろしくお願い申し上げます!!


あと、先日、平山先生の

他人事 (集英社文庫)他人事 (集英社文庫)
(2010/08/20)
平山 夢明

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こちらも五刷になったそうでございますありがとうございます!!


 ※ ※ ※


さて更に、遂に情報解禁となりました模様ですので、
まずは児嶋都さんのツイートを引用させて頂きます。

cojimamiya 5月1日より銀座の2画廊にてクトゥルー神話を題材にした企画展が開催されます。児嶋都がキュレーターを努めさせて頂きました。本展覧会の公式図録として4月の後半に『邪神宮』が学研パブリッシングより刊行されます。展示作品の収録と、本書書き下ろしクトゥルー小説作品の饗宴です


Visual Horror Book of Cthulhu 『邪神宮』 ――闇に囁くものたちの肖像

オールカラー160頁、予価1900円。
学研パブリッシングより四月刊行予定。

企画:児嶋都  監修:東雅夫


参加作家【美術作品】

天野行雄、荒井良、伊藤潤二、井上雅彦、宇野亜喜良、小岐須雅之

京極夏彦、児嶋都、SONIC、高橋葉介、フランソワ・アモレッティ

三浦悦子、森馨、山下昇平、山本タカト (各作品解説:朝宮運河)


【書下ろし小説作品】

岩井志麻子、嶽本野ばら、円城塔、飴村行

平山夢明真藤順丈黒史郎松村進吉


つまりクトゥルー神話にまつわる絵画や造形や小説が物凄い勢いで凝縮されておりまして、
ねえねえ、学研から新しい魔道書が出るよ!」みたいな状態というか、
何かこう俄かには名状しがたき競作集となっておるわけであります。
中二の春からツァトゥグアを信奉しております僕としましては嬉々として、
今回参加させて頂いたわけですけれども今、こうしてあらためて参加作家の皆さんのお名前を
ずらり並べて拝見いたしますと、正直SANロールが必要になってくるわけであります。
正味の話もう自分でも正気の沙汰とは思えないんであります!!!

なんちゅうところに…… なんちゅうところにシャシャリ出てしもうたんや……
本当にだいじょうぶなんでしょうか俺なんかが混ざって!!!
ううううーッ、しょ、書影などが出ましたら、またあらためてご紹介させて頂きます!!

取り急ぎ、ご予約はこちら!→邪神宮


 ※ ※ ※


ともあれ皆さま。
季節の変わり目でぬくいさむいの差が激しゅうございます。
雪が降ったり雨が降ったり、もろもろ不安定なことではございますが、
どうかしかと心を持って、しかと心を持って乗り切って参りましょう。
乗り切って参りましょう!

わたくしの心は、いつもあなたと共にございます!!
若干ウザいことかとは存じますがおそばにおります!!

では、また!!
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このたびの大震災について
松村です。

このたびの東北関東大震災と、津波等の被害にあわれた皆さま、
また、現地のご家族やご親戚、ご友人の安否を大変ご心配の皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。
一分一秒でも早い救助活動の完遂と、避難者の皆さまの速やかなご安全、
ご安心がもたらされることを、遠く離れた地からではありますが、お祈り申し上げております。


平山夢明、真藤順丈、黒史郎、黒木あるじ、の当ブログ関係者は、
全員、無事でおります。

黒木あるじは山形県在住で、自身も震災の被害に遭い大変な状況にあるようですが、
それでも可能な範囲での、救援活動の手伝いを続けている模様です。
どうか皆さま、応援してあげてください。
黒木さん、くれぐれも、危ないところにはゆかないで、ご用心なさってください。


私は徳島県在住で、被災地からは相当な距離があったのですが、
それでも地震直後は3メートル以上の大津波警報、避難勧告が発令になりました。
現在私は、河口に面した沿岸部に住んでおりますので、
家にいる家内やペットのことを思うとほんとうに生きた心地がせず、
慌てて山中の現場から、ダンプを飛ばして帰宅しました。

実際に到達した津波は予想よりも低く、被害をもたらすには至りませんでした。
しかしダンプのアクセルをベタ踏みしていた時の、
携帯も繋がらぬ状況で眼前に渋滞が見えてきた時のあの、寒気をともなう焦燥感は、
当分の間夢に見るだろうと思います。


まだ大規模な余震も警戒されておりますので、どうか皆さまには引き続き、
お気をつけください。
取り急ぎご報告のみですが、以上、失礼致します。
大藪春彦賞授賞式に潜入する
さて、去る三月四日。

第十三回大藪春彦賞授賞式が丸の内は東京會舘にて盛大に、
それはもう盛大に執り行われるとうかがいましたものですからワダグス不肖松も、
こうしてはおられんとばかりに鶴嘴をおっぽり出し、褌をまくり上げまして、
脂まみれ泥まみれのまま飛行機に飛び乗り平山先生の元へはせ参じましたのでございます。
ちょっこし上京して参りましたのでございます。

けれどわたくし受賞パーテーなどというものにお邪魔させていただくのはこれ
当然はじめての経験でございますから、ぜんたいどのような段取りのものなのやら、
會舘に到着しても会場にインしても授賞式が始まりましてもさて何をすればいいのかもう
一向にわかりません。
どうすればいいのかわかりません。
待ち合わせて一緒に行きましたじゅんちゃんは流石にあの経歴ですので、
各社の編集さん達にあれやこれやと声をかけられて突然フッと姿を消したりしますし、
どこかにいる筈の黒さんは七百人もに膨れ上がった来場者に紛れてちっとも見つからず、
黒木さんはつい先日まで上京しておったものの本日は来られない無念なりと伝え聞かされまして、
そうなりますとさぁわたくしは、ただ端の方で飄々と煙草をふかし、悠々談笑する福澤徹三先生の、
その背後に薄べったりとへばりつき、オジキの庇護にあやからんと図るしかなく、
ただ無闇矢鱈に梟のごとく、きょろきょろするのが精一杯の体でございました。

壇上では、審査員の先生方が『ダイナー』受賞の経緯などをお話になりました。
そして平山先生にブックエンドとしても使えるカッコいいトロフィー的なものが授与され、
現ナマ的な匂いのする封筒もそっと渡され、最後にお祝いの花束的な花が贈られました。
普段見ない感じの、わりときっちりしたスタンドカラーの黒服をめされた先生は、
マイクの前ではにかみがちに今回の受賞の喜びを語られたのですが、会場の端々から
「ちょっと様子がヘン」
「何かいつもと違う」
誰だあれは
というような会話が聞こえてくるふうな、少々猫をかぶった感は否めないひじょうに穏当な
スピーチをなさいましたのが意外でした。

結びのあたりで「弟子っこたちの手前、自分もちゃんとしないといけない」というようなことを仰られ、
それはもうわたくし達にとっては大変感激の場面だったのですがじゅんちゃん達の名前に続いてわたくしを
「まつむら た つ きち」と、しかも「たつ」の部分だけ若干スピードを落として、明瞭に発音なさって
おられたのは一体、どんな意図があったものなのでしょうか。
何となく、普段わたくしをからかわれる時のあの表情が、その一瞬だけお顔にファッ、と浮かんで
おりましたようにも見えましたが、しかしよもやあの大観衆の前でそんなことをなさるとも思えぬわけです。
大変理解に苦しむところでありまして、その一点のみ、わたくしには大きななぞとして残っております。


 ※ ※ ※


その後の二次会では、大層こじゃれた高そうな居酒屋的なところの奥の部屋に、
尋常でない人数がぎゅうぎゅう詰めになりながら引き続き、平山先生をお祝いしました。

しかし、何ということでしょう。
会が始まるや否や、お名前を書くのも畏れ多い先生方が一斉に、まるで示し合わせたように、
おい平山、早く小説を書けこの野郎」
「次はいつ出すんだ、え。平山言ってみろ。何を出すんだ」
お前平山、年間これこれ出しますと、今ここで約束しろ」
とそれこそ地の底から響くような怖ろしい声で、平山先生をしぼり上げ始めまして、
流石にわたくしちょっとマジに小便をちびりそうになったんでございますけれども、
同時に何故か胸のうちがスーッとフリスク的なもので満たされるようにも感ぜられまして、
わあーこれは不思議なことだなあーと、平山先生がどんどん土気色の顔になってゆくのに、
どうしてぼくの心は南太平洋のように晴れ渡ってゆくのかなあーと、人体の神秘を覚えました。

二次会終了間際には、某社の某百キロ弱の某編集の謀略により、じゅんちゃん黒さんに続き
わたくしにまでマイクが回って参りまして、テンパリの極みとなりましたわたくしはもう、
何を喋ったのかホントに覚えていません。
たぶん、あつくあつく、平山先生へのお祝いと日頃の御礼を申し上げたように思います。
マイクを置く直前、完全にヘンな顔色になった先生がわたくしの方へ腕を伸ばして
走って来ようとしておったようにも思いますけれど、お酒も入っていたのでよくわかりません。

とりあえずスカッとしました


 ※ ※ ※


三次会では、宴もたけなわとなった頃おもむろに、わたくしの前に
京極夏彦先生がお座りになられまして、勿体無くも拙著『切断』のご感想などを賜りました。
しかし五分、十分と時間が経つにつれ、アレーなんかヘンだなー、何か俺余計なこと喋ってんじゃないかなーと
段々違和感を感じ始めまして、ハタと気がついた時にはこれ、何ということでしょうか。
リアル憑き物落しが始まっておりましたのです。

嘘ではありません。
きょきょきょ、京極堂は実在したんだッ
と鳥肌立ちました時には既に、わたくしの心の中におりました憑き物はスッパァーンと、
青竹の如く叩き割られ、霧散しておりました。
いや違うなんだろう。
最初からそんなものは居なかったというのが近いでしょうか。
あ、これ勿論、お化けとか幽霊的なものの話ではないです当然ですが。
とにかくわたくしごときをとりまく様々の環境まで、先生はとっくにまるっとお見通しでおられまして、
その視界の広さに空恐ろしいものを感じざるを得ませんでしたけれども何とも大変、
貴重な経験をさせて頂きました。誠に誠にありがとうございました。

翌日、東雅夫さんにこの件をご報告いたしましたところ、
「ほうほう。で、何を落としてもらいましたか」
と顎をさすりながらお訊ねになられました。
わたくしがそれに、おずおずと答えましたら大爆笑しておられました
いやはやホントにわたくし、おろかものでございました。ぬふふ。


 ※ ※ ※


今回は樋口明雄先生にもご挨拶させて頂きまして、本来ならもっと早くに、
きちんとご挨拶せねばならなかった筈なのにと思うと恐縮しすぎて発狂しそうに
なっておりましたのですが、樋口先生大変お優しい笑顔でお話くださり、
わたくしは背骨が震えました。

福澤先生には「ひとりでも飲みに行ける店」を教えて頂きましたので、次の上京では思い切って、
勇気を出して、じゅんちゃんとふたりで飲みに行ってみようと思います。
ゴールデン街ソロミッションは、その、何ていうかあと三年ぐらいしたらがんばります!
ありがとうございます!

東さん、門賀さんにも誠にお世話になりました。
黒さん田辺さんにも色々な方をご紹介いただいたり、山下さんに揉まれたり、
ほかにもほかにも児嶋さんをはじめ皆々様、大変ありがとうございました。
各社編集さん、ぼくはほんとにうれしかたtです。
残念なのは、流石にご多忙の極みであられた平山先生とはあんまりお話する時間がなくて、
最終的に「たつきち」よりも遥かに最悪な名前を拝命しかけるというピンチに遭ったりしまして、
そのあたりが心残りとなりました。
遠からずまた、こっそり上京したいと思います。

以上、不肖松の大薮賞授賞式見聞録でした。
長々と失礼を致しました。
では!
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