〈独白する三兄弟が超怖い〉
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野良の節句働きでお恥ずかしい次第です
東伝を読むといつも、よく俺、歌舞伎町から生きて帰れたもんだなと慄然たる思いを抱くのですが、
先日、携帯ゲームに噛り付いている家内を仮眠あけのどろんとした認識の中に眺めていると
唐突に「眼がこわい」などと云われ、「何が怖いか、大変にお地蔵さん的ニュアンスを醸すこの俺に」と
甚だ憤慨致した次第なのですがそれでふと思い出したところ、
今から二十年ほども前、中学生の頃、反抗期らしい反抗期も迎えぬまま典型的な
世間に対する諸々の何故? どうして? を深々と、スノードーム風に心に積もらせていくタイプ
に成長しておりました俺は家族ともあまり口をきかず、
日々鬱々たる気分でニキビを養殖しておりましてそんなある日、
俺の態度のどこかしら何がしかにイラッときた母が「あんた何様のつもりなん」的な、
「勘違いするなよ小童」的な叱りつけをなしたわけなのですが
それに偶々ツーンと来た俺は怒るとか暴れるとかではなくてただじっと母の顔面を凝視しました。
見詰めました。

その時の俺のこころと云うのはマジな話、理由なき反抗とかそれ系の精神状態ではなく、
只只静かに「この人はどうして俺を生んだんだろう」とか「俺はここでをしているんだろう」とか
何かそう云う風なことを漠然と考えていたように記憶しています。
しかもそれはよくよく突き詰めれば、答えがきちんと出るような気がしていたのも事実です。
真剣にやればできるみたいな。今だったら何かが掴める、みたいな。
考えろ、考えろ、と。

どのぐらい見詰めていたでしょうか。
でも、1分、せいぜい2分程度ではなかったでしょうか。
突然、母の顔がフリーズドライをかけたように強張り、生白い肌の上半分が、下半分がになりました。
全体どうしたのかと面食らっていると、母は唇を震わせて、
「……何、その眼。それは違うでしょ。その眼は違うでしょ。それは人殺しの眼でしょ
などと早口にまくし立て、部屋から出て行ってしまいました。
俺はぽつんと薄汚い、栗の花臭い自室に残されました。

あとから聞いたところによりますとその後、俺を抜いて、家族会議が開かれたらしいです。
「あの子は、あのままでは危ないのではないか」みたいな議題であったと云います。
ハッハ。
何を云うかと思えば。只の厨二病相手に大仰な。
まあでも、今よりは多少おおらかな、のどかな時代であったのかも知れませんから、
まして周りの同級生は七割方セックスorバイオレンスの世界に何の疑念もなく
飛び込んでしまっておるような、盗んだ原付で走り出すド田舎のことですから、
両親からすればちょっと対応に戸惑ったのかも分かりません。
何かこいつ近所の子と違うぞみたいな。何でガラス割りに行かないの、みたいな。

特に結論はありません。
この話で何故、家内が爆笑したのかもわかりません

嗚呼ーッ、人生って楽しいなぁチクショーッ!!!!1
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