〈独白する三兄弟が超怖い〉
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回廊
瘡蓋のように乾いてしまった月を睨みつけながら夜の国道を走った。
貨物トラックの群れがきちがいみたいに煽ってくるので頻繁に路肩で停まった。

同じ所をぐるぐる巡っているだけなのに毎回違って見えるのは、
風景ではなくて見ているこちら側の違いに他ならない筈だから、
何だか自分が物凄くあやふやなものに思われて仕方がない。
どうにも不安で仕方がない。
どうにも不安で仕方がないと云うことを誰かに聞いてほしいのだけど、
こんなこと気恥ずかしくてとても口頭では説明できない。
説明しようとするとこちらも突然莫迦莫迦しくなってしまうに違いない。
そんなことって、いっぱいあるよね。

夜空の一部に贋物めいた、ホリゾントめいた厭な明るさがあるのに気が付いて、
照り返すほどの街の灯もないのにおかしなことだなと思っていたのだけど、
よくよく見ると東雲であったのでびっくりして時計を見てまたびっくりして家に帰った。

太陽とか別にいらないなと思う。
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