〈独白する三兄弟が超怖い〉
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Dデイ
灰色の腐った腸色の天気のもと、昼飯を買いに行く。
雪隠詰めに作業していると、フラッと外に出たときには
陽の光を浴びたことで、
「そうか…ユリイカ!」
みたいな稲妻的な天啓の訪れを期待したりしますが、
だめですね。下心むんむんでいるときは絶対に天は微笑んで
くれません。むしろ道端で乾いている誰かの吐瀉物を見ます。
昨夜、どこぞの酔漢がリバースしたものでしょう。
やけになって「ビューティフル・サンデー」を口ずさみながら
冷やしうどんとアイスを買って帰って、カレンダーを見たら日曜日
ですらなかった。

一昨日は友人の出ている舞台を観てきた。
最近、観劇の機会が多く、とても刺激になる。演劇にハマりそうだ。
ちょっと前のことになるが、編集者に誘われて観に行ったのが、
イキウメの『関数ドミノ』作・演出/前川知大
これは度肝を抜かれる面白さだった。
ゆるい部分がひとつもない。日常的に誰しもが抱く共通感覚をコアに
据えているのに、安易なあるある系に走ることなく、演劇的/小劇場系
にありがちな迷宮的構造をとることもない、骨太で緊密なエンターテイメント
を見せてくれた。役者の確かな演技力と奔放な演出力に支えられて、
ちょっと類例のない「メンタル・スリラー」に仕上がっていた。
もう一か月以上たっちゃったけど、また観たくなっている。
いやすごい。もう脱帽。前川知大&イキウメ。凄い表現者に遭遇すると昂揚と
無力感の板挟みでドッと疲れますね。

同世代の作家たちの功績にはやはり焦る、という話を仲間とする。
その席には芸人や演劇屋や映画監督や彫刻家やプロデューサーがいたが、
全員がやはり同じ感覚。名だたる先達が代表作といわれるものだったり、
エポックメイキングな作品を発表した年齢と、自分の現在の年齢を比べては
凹む。しかし、俺らはもう落下傘で戦場に上陸してしまってるのだから、脇見
をしてたりケツをまくっていると、即座にバスンと撃ち殺されるだけだ。ひたすら
トーチカめざして弾を乱射し、前進するしかないという話をした。
無理くりにでも、戦場に喩えとおすあたりに、共感がわきまくる。
武勲をあげられればなお良いが、ひとまずそれぞれのノルマンディーで、
死なずに闘いつづけないことには、ということで。
そうだ、わかりきっていることを再確認できた。
ダウナーな日々を送ってる場合じゃないぞ。
ほんとうに仲間連中とはたまにしか会えないけど。心が潤う。

明日からちょっと取材旅行に行ってきます。
ひそかなバカンス気分は雲散霧消した。そこだって戦場だ。


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