〈独白する三兄弟が超怖い〉
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書斎ジプシー
もう七月であります。また二ヶ月もブログご無沙汰してしまった。

垂れこめている、何がって暗雲が。土嚢でできた靴をはいてるみたいに
ヒイヒイゆって折り返し地点を回ったが、長編がなかなか進まず。

部屋の片隅でだんだん膨れあがる〈締切〉が忌々しい。「おい!○○」←出版社名が入る。
と呼んだら吸いこんじゃう瓢箪があればよい。それか机の上で細かく砕き、千円札のストロー
で鼻から吸引したい。

五・六月あたりはというと、円城さん×田辺さんの披露宴パーティーに行って、
石神井公園に出かけて、アウトレイジを観て、渋谷で編集者とご飯を食べて、
ガベージコレクション後のごはんにお邪魔して、池袋で編集者とご飯を食べて、
真っ暗闇のなかを情熱にまかせて駆けずりまわる会に参加した。
それくらいだ。まともなお出かけは。片手で数えきれる回数で悲しい。
そのほかの外出といえば、ちょこちょこコンビニくらいのものだ。
いや外出ではない。コンビニを外出といってはいけない。だいたいがキャンパス
の乱立するわが町は、夜は酔いどれた大学生たちの跳梁跋扈する無政府地帯となる
ので、やたらとムカつかされてグラビアや成人誌などの立ち見でちっちゃなエロのなかに
逃げこんで終わりだ。それも外出じゃないぞ。

最近はムシムシもするので「なにかと外に出て書いてみよう」と。ファミレス以外にも
車内やビルの屋上に机といすを持ちだして書いたりもしてみたが、どうもチマチマしてる
ので秩父のほうに旅をしてみた。文豪の湯治のように原稿を書いたらいいじゃない、そうそう、
この稼業はその気になれば、モルジブでだって仕事できるのだ。キャバレー裏の路地裏だって
書斎になるのだ。時間の束縛は受けても、空間からは解き放たれるべきなのだ。
フリーだ。スーパーフリーであれと思ったのだ。

まあちょこっと露天風呂とか入って、それから執筆に臨む。
晩ご飯が来たので一時中断。イワナの塩焼きとか食べる。
お布団敷きサービスは断って、執筆に戻るが、ダメだ。

この原稿量の時間対効果だと宿泊代がぜんぜん間尺があってないんじゃないか。
とドキドキしてきて、

お布団は断固断ったのに、お眠で――

ダメだああ!と外に出て、はたせるかな、
原稿を書けたのはファミレスの〈夢庵〉だった。

いつもと同じだった。どこがダメだったんだ。
おれが文豪じゃないからなのか。そうなのか。


長編脱稿リミット迫る。
がんばります!
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