〈独白する三兄弟が超怖い〉
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今年もあと残すところ三分の一
おはようございますか?
おはようございませ!
お松です!

九月になりました。
夏休みも終わってしまいましたねざまをみろ餓鬼ども

僕も先月の終わりごろから、昼休みとか仕事終りとかに倉庫で自由工作とかをして
せめて気持ちだけでも夏休みの宿題に追われていたあの頃に戻りたいなぁと目論んだのですが
単に切迫感が倍になっただけというかこんなことしてる場合じゃない感
ハンパないだけでしたハハッ。
何やってんスかね。

2011-08-29 19.35.11

完成の見込みはありません


 ※ ※ ※


平山夢明先生が、

「いつも素晴らしいご恵贈を賜りまして心より御礼申し上げます。
 これを励みに、わたくしもますます切磋琢磨して参る所存です」

白目を剥きながら申しておられる夢を見ましたので、
ここでご紹介させて頂きます。


銀座ブルース (双葉文庫)銀座ブルース (双葉文庫)
(2011/08/11)
柴田 哲孝

商品詳細を見る



技斗番長活劇映画行進曲 (映画秘宝COLLECTION 44)技斗番長活劇映画行進曲 (映画秘宝COLLECTION 44)
(2011/09/02)
高瀬 將嗣

商品詳細を見る



『TENGU』の柴田哲孝先生は大薮賞つながりでしょうか?
なんという渋いご本でしょうかこれ、文庫化のようです!

番長のほうはこれビーバップですね!!
俺も中高生の頃には学生鞄を潰したり裏地が銀のボンタンを履いたりして
生活指導の先生にボンタン狩りされてましたね!!
田舎の子ってかんじがしますよね、ハハッ。
先生方のおかげですっかり内向的な子に育ちましたありがとうございました、ハハハッ!


 ※ ※ ※


知り合いの土建屋の家では、山と川しかないような田舎に似合わず、
アビシニアンを一匹飼っているらしい。
同居している娘夫婦がペットショップで買ってきたものだという。
先日現場で、そのおやじさんが「あんなに懐かん猫はしらん」と漏らしていた。

「やっぱり雑種の方がなつきよいな。外国の猫はあかんわ」
「アハハ、どうかなぁ。まあ性質ってのは確かにあるようだけど」
「触ってやってもゴロとも云わんぞ。ターッと向こうへ行てしまう。
 あらホンマに、気のコマイ、臆病なやっちゃ」
「んー……、でも、娘さん達には甘えたりするでしょ」
「いやぁ。ホラ可愛がんりょるけんど、モヒトツじゃなぁ。
 擦り寄って来るんは飯の時だけやし、食うだけ食うたらまた、ターッと」

以前飼っていた雑種は、勝手に布団に入ってきてゴロゴロと喉を鳴らし、
その音がうるさすぎて眠れないほどであったというから、
余計に今の猫が気難しく見えるようである。

「あんだけ甘えて来るとやっぱり、可愛らしかったけんどな。
 ほなけんど前の奴は前の奴で、元が野良だったけんかいなぁ――
 外から蛇を捕まえてきては布団の上へポン、と置く癖があって。
 あれにはホラ、家族みな、往生したんぞ」
「それはエグい」
「もう年中、騒動返しとった。今のアビ、何、アビシュ……、シェ?
 アビ何ちゃらいう猫は、生まれた時から人間に飼われて、
 店の中で育ったんもあるんか知らん、蛇やら虫やらネズミやらは
 よう捕まえんらしいて――」

――代わりに庭から、花を摘んでくるらしい。
ぼたりと落ちた真っ赤な牡丹の花や、小さく咲いたタンポポの花などを、
そっと口にくわえて寝室まで持って行き、ポン、と置く。
そして黙って、それを見詰めているという。

「……えっ、花?」
「何考えとるんやら知らんけんど、妙な奴じゃ。
 あれで狩りをしよるつもりなんかいな、ハッハ」

勿論、そう考えるのが普通だろうが――
随分と、哲学的な猫だ。

「ネズミの一匹もよう狩らんと、花や取ってからに。
 やっぱりあれぁ、気が弱いんかな」
「どうかな……。本当に、花が欲しいだけなのかも知れない」

そのかたくなな、人間ぎらいのアビシニアンの気持ちを知るすべはない。
だが何か彼には、彼だけにしか分からない、求めているものがあるのだろう。
ベッドに置かれたやわらかな花弁の奥に、ずっと何かを探しているのだろう。
ひとりきりで。


飼い猫を庭に出すのはあまり勧められず、
猫にとって有害な花も多いから危ないと俺は云ったが、
そもそもそんな話が通用する相手ではなく、キョトンとされただけだった。
仕方がない。まったく今どき、酷い田舎もあったものである。


――きっとその猫の身体からは、ほのかに、四季折々のいい香りがすることだろう。
いつか一度はお目にかかって、挨拶をしたいところだなと俺は思った。
コメント
松村先生のところは台風は大丈夫なのでしょうか? 日頃から怪異に触れている先生ですから、心配でたまりません。
2011/09/03(土) 22:16:30 | URL | 横隔膜 #-[ 編集 ]
後ろのスプレー缶から察するに、
なんとも大きなタマモノ
、でございますね。眼福眼福。
2011/09/04(日) 00:15:54 | URL | ポール巻き #-[ 編集 ]
あはい、ありがとうございます台風は大丈夫だったんですけど、
それよりもあなた方がそのハンドルにしようと思った理由を知りたい日曜出勤の昼。
2011/09/04(日) 12:41:56 | URL | 松 #SFo5/nok[ 編集 ]
はじめまして
毎回素敵なブログをありがとうございます。
繰り返し何度も楽しく拝見させていただいています。
松村先生のコミカルな文章と今回の後半の様な滋味のある繊細な文章どちらもとても大好きです。
今回のお話はブログの掌編の中でも特にお気に入りです。
出版された作品ではふたり怪談参収録のピアノの先生に恋をする女の子の話が描写などが切なくて好きです。
これからもお身体にお気をつけて素敵な作品を執筆してください


2015/08/02(日) 22:23:05 | URL | 猫雪 #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。