〈独白する三兄弟が超怖い〉
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きょうは伝説の
始まる前に終わった、いや今でもアナログ電波で放送している、等々の噂に彩られた、
夕方四時半からの徳島ローカル番組、『阿波のインチキ狸(仮)』をダイジェストにてご紹介します。

2011-10-08 11.12.45
※ローカルヒーロー・阿波のインチキ狸とは、
 狼藉が過ぎ、陰嚢の形をした石の中へ封印されている古狸。
 県下一の酒豪を謳うが実際には大変な下戸で、二合飲むと潰れる。
 人妻が大好き。一人称は「ワイ」。酷い阿波弁。
 声と態度が完全に田舎のオッサン

特技:
ディメンション的なアタック
 次元を操作し、相手をどことも知れぬ県内の山奥へ連れて行く。
ダイレクトなんちゃらサウンドアタック
 自分の太鼓腹をグーで叩き、音撃する。
ゴールデンほにゃららアタック
 いずことも知れぬ部位から取り出した鎖つきの黄金球2個を用い、殴る。

キメ台詞:
「ワイは、化かしはするけんど、騙しはせん!」
「奥さんを、ワイのでっかい嚢で包んであげたい……」


第一話 「はじめてのおつかい」

「ばかにしないでくれる? 御使いの一匹や二匹いるわよ!」
出雲で他の神々から酷い侮辱を受けた、日本一低い山『弁天山(標高6.1m)』の主
プチ弁天』は、徳島に帰るなり、かつて封じた古狸を解き放つ。
「これからあんたは、世のため人のため、そしてあたしのために働くのよ!」
「ええッ、なんでワイがそんなことを……」
昔は豊満な後家、人妻、更には尼までに執拗なセクハラを繰り返していた
筋金入りの熟女好き狸は、人型の鎧に改めて封じられた。
ここに今、ニューヒーローが誕生する。
「阿波の国の自然と、子供たちの未来を守るのよ!」
「ええッ、徳島にはもう自然保護のヒーローふたりと、保育士のヒーローがひとりおるけど」
「だ……黙れッ、神様に口答えするな!! 畜生のくせに!!
「……」


第二話 「幽霊なんてないさ」

国道192号線に、夜な夜な幽霊が出没すると地元でウワサになっている。
「ハハッ、人間は阿呆じゃな。幽霊とかおるわけないだろ……
「……狸、その発言は後々問題になるわよ。あんたが行って解決するのよ!」
「ええッ?!」
渋々出向いた狸は、夜の国道で女の幽霊を発見する。
だがそれは、若い雌のイタチが化けたものであった。
「ここで、人間のクルマに、おとうちゃんが殺されたの!」
イタチは人間のエゴイズムと、環境破壊について力説する。
「あなたの仲間も毎日毎日、轢き殺されてるのよ! 一緒に戦いましょうよ!」
「ははぁ……。ほなけんど、人間も自然の一部やけんなぁ
山火事に遭ったのと本質的に差はないのと違うか、と他人事の狸。
イタチは逆上し、狸の鼻を噛んで逃げる。
「ぎゃあ、いたい!」
「人間なんか絶滅させてやる!!」


第四話

悪事を繰り返すイタチを山に追い詰めたが、逆にトラバサミにかかってしまった狸。
これはマジに死ぬかもわからないと思っていたところに、小学生女児が現れる。
地元の猟師の娘、『美馬すだち子』である。
「おじさんはタヌキーマンなの?」
「ワイは狸じゃ。どっちかって云うたら、マンタヌキ
すだち子に助けられ、難を逃れる。
「ドッグフード食べる? どこで寝てるの? うちで飼ってあげようか?」
「ハハッ、ええ子じゃな。けどワイはロリコンと違うから、ピンと来んわ


第六話

イタチは飽きずに狸を襲い、論戦を挑む。
「この世で無意味な殺傷をするのは、人間だけよ!」
「……えっ、猫とかも普通にしよるけど
「にっ、人間のせいでどれだけの生き物が絶滅したと」
「お前は人間を絶滅させるために活動しとるんと違うんか?」
「ええい、黙れ!!」
「ぎゃあ、いたい!」
股間を蹴り上げられ、悶絶する狸。


第八話

「うふふ。あんたの指、烏賊の臭いがするわ……」
手拭いをかぶった美熟女に誘惑される狸。
だがそれは、雌猫又であった。

「ねえタヌキーマン、さっき綺麗な裸のおばちゃんに何してたの?」
すだち子の素朴な質問にへどもどする狸。
「……この異種交配変態野郎!!
プチ弁天の頭突きが、狸の陰嚢に炸裂する。
「おぎゃあ、発狂するぐらいいたい!」


第十話 「灰色の未来」

瀬戸大橋を渡ってやってきた、銀色の女狐。
怖ろしく頭の切れる女狐はイタチを配下とし、徳島の都市化を目論む。
「急ごしらえの都会ほど脆いものはないのよ。極限まで発展を加速させれば、崩壊も容易い」
「すばらしいお考えです、妖狐さま」
市長や県知事をたぶらかし、大企業の誘致を始める。
この陰謀に気付いたプチ弁天、狸を使役し、女狐と対決させる。
「地元の商店が壊滅してしまうわ! 狸、早くやっつけて!」
「ほら、やれって云うんだったらやるけんど。大方の人間は喜んどるのと違うか」
「発展には相応の地盤が必要なのよ!! 目先の利益ばっかりじゃ畜生と同じよ!
「……」


第十二話

ついに女狐との直接対決、狸はなぞの黄金球2個を振り回して戦う。
「妖狐さま、ここはお逃げください! こいつは性犯罪者です!
イタチが身を挺して立ちふさがる。
「お前、ちょっとほんまに当たるけんのいとけ!
なかなか本気を出せない狸。
女狐はニヤリと笑い、化学薬品の瓶を投げた。
なんとそれは、金を溶かす王水であった。
「おおおおぎゃあッ!!! それだけはやったらあかんだろお前!!!」
股間を抑え、泡を吹く狸。


第十三話

黄金球を一個失うという深刻な損害を受けつつ、狸はようやく女狐を捕獲する。
女狐を八畳敷きほどもあるなぞの風呂敷に包み、瀬戸大橋までやってきた狸。
「ええか、もうお前は四国に来るな。それだけ約束してくれたら、逃が……ギャッ!」
なんと風呂敷を噛み破り、逃げ出す女狐。
「お前……これ、お前の身体で云うたら大●唇ぞ!!!!」
泡を吹いて悶絶する狸。
ケケケーッ。このインポ狸! こんなド田舎、私が労せずとも早晩潰れるわ! 田舎モン!!」
女狐は唾を吐いて去る。


最終話 「ありふれた光景」

10月、再び出雲へと出向くプチ弁天。
「この一年、あんたの働きはまあまあだったわ。あたしが留守の間はおやすみをあげる」
ほんまか。ほな、一ヶ月だけでも狸の身体にもどしてくれ」
「えぇ? うーん……」
傷だらけの狸は交渉の末、なつかしい毛皮と四足を取り戻し、気分がアガる。
プチ弁天は虹の雲に乗り、出雲へ旅立つ。
「へへっ……休暇か。あ、今日はすだち子がドッグフードくれるって云うとったんじゃ」
猟師の親に見つかってはいけないので、夜中にこっそり家へ行くという約束であった。
一丁この姿で行って驚かせてやろうと、狸はひょこひょこ歩き出す。

そして道路を渡ろうとして、一歩踏み出した瞬間、目の前に貨物トラックの真っ白な閃光が――

「所詮、狸は狸じゃないかしら。うちの狐に比べたら、ねぇ……ホホホ」
『豊宇気毘売命』は美しい白狐を従え、またしてもプチ弁天を侮辱する。
「……おい、しょんべん生まれがそれ以上、偉そうにぬかすなよ」
一族の長たる『弁財天』がスゴみ、プチ弁天の頭をなでる。
「あんたとこの狸、ようガンバッとるみたいやね。うちも鼻が高いンよ」
「大姉様……!」
褒められ、有頂天のプチ弁天。
「あんたも帰ったら、ちいとは狸に優しゅうしておやりな」
「……はい!」

「……タヌキーマン、遅いなぁ。ジャーキーもあるのに」
お小遣いで買ったドッグフードを机に並べて、すだち子は狸を待っていたが、
やがてうつらうつらと船をこぐ。










何をやってるんだよ俺は……
コメント
先生、楽しく拝読させて頂きました。
プチ弁天がとても可愛らしいです!
2011/10/09(日) 11:07:57 | URL | 肋骨ナタデココ #-[ 編集 ]
徳島県のイメージがキンタマに…!
2011/10/09(日) 14:50:04 | URL | zain #-[ 編集 ]
>>肋骨さん
ありがとうおじます、それより一体どうしてそのハンドルネームにしようと思ったんですか。
肋骨をレントゲンで撮るとナタデココみたいだからですか。

>>ザインくん
マンタヌキって、字面に微妙な下品さがあっていいよね。
2011/10/10(月) 07:29:43 | URL | 松 #-[ 編集 ]
(´;ω;`)タヌキ…
2011/10/11(火) 22:53:04 | URL | #-[ 編集 ]
もうブログは更新しないんですか?
2011/12/09(金) 08:06:35 | URL | 暫く #-[ 編集 ]
したいんです。
2011/12/10(土) 12:11:26 | URL | 松 #-[ 編集 ]
悪霊より面白いw
2012/04/02(月) 12:16:39 | URL | #-[ 編集 ]
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